3年間NISAを利用してみた結果(運用成果と雑感)

こんにちは。わさび茶漬けです。

私、2015年1月からNISAというものを始めまして、早3年が経ちました。

NISAについて解説している記事はネット上にもたくさんありますよね。私も、NISAを始めるにあたり、色々な記事を読んで調べてみたものです。

私は、ある程度のことは分かった上で、NISAを始めたつもりでしたが、実際にNISAを使ってみると、非課税のメリットが大きいと実感した反面、使いづらいところがあるなと思いました。

この記事では、私が、NISAを3年間使ってみて感じたNISAの使い勝手などについて、運用成果を交えてお話ししようと思います。

1.NISAとは

NISAとは、投資による運用益が非課税になる制度のことです。

本来であれば、投資による運用益には、20%(復興特別所得税を含めると20.315%)の税金がかかりますが、NISAの非課税投資枠(2015年までは100万円、現在は120万円)の範囲内であれば、この税金がかからなくて済むのです。

2.非課税のメリットを実感   

やはり、非課税の恩恵は大きいと実感します。

私の場合、2015年からNISAを始めて、NISA口座では、高配当銘柄(配当利回り3%以上の株式。伊藤忠商事、三菱UFJ、トヨタ自動車など。)を中心に購入していました。

投資額は、2015年が約99万円、2016年が約120万円、2017年が約24万円です。

3年間の配当金の合計は、約20万円でしたので、3年間で約4万円の節税となりました。

これだけだと少ないと思いますが、私の場合、運良く買った銘柄が値上がりしてくれて、2017年に利益確定したところ、約27万円の売却益を得ることができました。これにかかる税金は、約5万4000円ですので、NISA口座を使ったことで、3年間で約9万4000円の節税効果が得られたことになります。

2016年の中頃は、NISA口座内で保有する株式等の評価額がトータルでマイナスになったこともありましたが、最終的に利益が得られてよかったです。

3.使いづらいと感じた点

もっとも、私の場合、運良く利益が出たので良かったですが、投資である以上、最終的に損失が生じることもあります。

私が買った銘柄にも、最後まで元本割れしたものがあり、やむなく損切りしました(松井証券、京都着物友禅など)。

元本割れした場合、売却益はありませんので、当然、売却益に対する非課税の恩恵は受けられません(配当金に対する非課税の恩恵は受けられます。)。

非課税の恩恵を受けられないだけならまだいいのですが、NISAには、NISA口座の損失と課税口座の利益を損益通算できないというデメリットや損失の繰越控除ができないというデメリットがあります。

どういうことかというと、NISA口座内の取引にトータルで損失が出た場合、結果的に、NISA口座を使ったときの方が、使わないとき(課税口座で取引をしたとき)よりも、納める税金が増えるという逆転現象が生じるのです(NISAのデメリットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください)。

私は、このようなNISAのデメリットを意識しすぎてしまい、2017年は、NISAを十分に活用できませんでした。

というのも、2016年末にアメリカ大統領選挙でトランプ大統領が当選した頃から、NYダウ平均株価と日経平均株価が急ピッチで上昇したため、過熱感を意識して、NISA口座で新たに購入するのを躊躇し、ほとんどの保有銘柄を売却してしまいました(結果的にはこの投資判断は誤りで、2017年のダウ平均株価と日経平均株価は年末まで上昇しました。)。

投資判断が悪かったと言われればそれまでですが、2017年は、株価の暴落を意識してしまい、このような相場だとNISAを使いづらいなと感じたのが率直な感想です。

4.終わりに

3年間NISAを使ってみて、やはり非課税の恩恵は大きいと実感しました。

それと同時に、相場が高騰している状況だと、NISA口座での新たな買い付けは躊躇してしまうなと感じました。

ちなみに、2018年1月から積立NISAが始まりましたが、既に私も、積立NISAに変更し、2018年1月から毎月少しずつ積み立てています。

NISAと積立NISAはどちらかしか選べませんが、私は迷わず積立NISAを選びました(積立NISAを選んだ理由は、こちらの記事を読んでいただければ分かると思います)。

いずれ積立NISAを使った結果についても、記事にしたいと思います。

Follow me!